2015年11月10日火曜日

霧じゃない!中国・瀋陽市の最悪のスモッグ PM2.5がWHO基準の50倍



中国北東部の遼寧省瀋陽市、8日の光景。霧に霞んでいるように見えるが、これは凄まじい大気汚染によるスモッグだ。

同市環境保護当局によると8日、市内のPM2.5(2・5ミクロン以下の微小粒子状物質)の値が1㎥あたり1157マイクログラムを突破。世界保健機関(WHO)が定める基準値(25マイクログラム)の50倍近くに相当し、13年に同局がデータを取り始めて最悪を記録した。

大気汚染の原因は、先月下旬から始まった石炭を燃やして暖房を供給する「集中暖房」。さらに同市が、大気汚染レベルが最悪となった場合に行う工場の操業停止や車両規制などの措置を取らなかったことが事態の悪化に拍車をかけたという。

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