2015年1月7日水曜日

食べられなくてよかった、かもしれないが……




檻に入れられた犬を毛布にくるんで救出する人々。動物福祉団体ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(HSI)が4日、韓国ソウル郊外イルサンにある食肉用犬農場から23匹の犬を救出した際のひとコマだ。

HSIは犬を拉致したわけではなく、犬農場の経営者に支援金を出し、穀物を育てる農場に転換させる契約を結び、犬を救出した。今後、ほかの犬農場に同様のアプローチを試みる方針だ。

……とはいうものの、大きなお世話という感じはぬぐえないな。

人類10万年の歴史のほとんどは、飢餓から逃れるための悪戦苦闘の歴史。どの文化圏でも、人間は動物性たんぱくを確保するために、それこそあらゆる生き物を全知全能を傾け、調理して食べてきた。

朝鮮半島の人々が犬を食べるのも、日本人がクジラを食べるのも、フランス人や中国人がカエルを食べるのも、すべて各地方の環境が生み出した歴史的結果です。それをよその文化圏の人間が自分たちの価値観で批判するのは、野蛮な独善だ。

「可哀相だから犬を食べるのをやめて」って、ただの飽食ボケだよなぁ。今だって世界で9人に1人、8億5000万人が飢えているのに。

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